S01 「退治屋カイザー」より
S01 「退治屋カイザー」より |
『退治屋稼業』 第1話のシナリオ - たぬくま (※もともとはブログで書いたものです) ■第1話のシナリオ - たぬくま 宇宙暦×××年 「グリーンマスター」「ちっ、まだ入門ランクかよ」「しかたないもん、ワタシたちにお金がないんだから」出迎えロビーから眺める少年と少女の2人が宇宙船の広告信号のマークを見ながらささやいた「それより退治屋を呼んだことが「虫」に知れる前に動かないと」2人は用意してきた出迎えボードをもって通関出口へ走った 降り立った3人はなかなか見物であった ………ちょっとさわり(笑) BTドレスさん企画「キャラ使ってマンガ描いてみてね」プロジェクト参加作品(なんちゃって)▲ # by stagezero | 2005-02-21 09:16 「ああん?なんで出迎えがこんなガキんちょなんだよ」 「ぼくたちがク…クラ…クライアントなの」ライズが重圧に負けまいとして必死に訴えた 「ばっかばかしい フェイス!次に行こうぜ」くるりと横を向いたカイザーの背中にニャニャ星人がキックをいれた「ミーナ!何しやがる!ネコ足で蹴るな」 「カイザー 少しは話を聞いてあげたら」ミーナと呼ばれた彼女は子供たちの前に少しかがみこんでにっこり笑ってみせた「「ポイント」が高い「害虫」のこと、もう少し話してくれる?」 「で、どんな「虫」なんだ」宇宙港のあるセンター地区からはずっと離れた荒涼とした辺境の一軒に連れてこられたカイザーは不機嫌に言った 近くにロボットや宇宙船の不法投棄場所があるに違いない「スラム街なんてどこも似たり寄ったりだ」 「これを見て」ネイルが持ってきた絵をカイザーたちに見せながらライズが言った 「これは祭で買ったひよこだったんです ボクたちはこの子に「チョビクロ」という名前をつけて家族の一員みたいに育ててたんだ」チョビクロという名は、たぶんこのヒヨコの額に三角形の黒い部分があることからついたのだろう。ネイルの絵はだんだん成長していくチョビクロの姿をとらえていた 「チョビクロはたぶんこの星以外から来た異星人種だったんだ ものすごく頭がよかったんだ」 「!」「住民を殺したのか!」それまで気のない様子で聞いていたカイザーが突然目を輝かせて話に割り込んできた「そりゃあポイント高いぞ!」 「近所のおじさんもそこで死んでたし、ホントにチョビクロがママを殺したなんて信じられないんだ」ライズはほとんど泣きそうになりながら話を続けた 「ふん、ふん、ふん♪まっかせなさ〜い!」すっかり上機嫌になったカイザーが身支度を整えながら言うのであった ブログでアップしていたシナリオだとライズとネイルはスラムに住んでいた書き方でしたけど、それだとどうしても話が続かないため、郊外の新興住宅地という設定に変更。 「あれは何だ?」チョビクロがこもっているという岩場に下見に来たカイザーとミーナが見たのは見回りをするかのように動き回る3体のロボットだった 「近づけるかな」 ・・・・・・・ チョビクロが出てきた「なんだ お前たちは?」 「オレはここに自分たちの種族の王国を築くんだ」 ---------- (たぬくま)2005/03/31
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